絆を育む野外活動を通じて共に学び日本とベトナムの友好をさらに深化

絆を育む野外活動を通じて共に学び
日本とベトナムの友好をさらに深化
Japanese International School編~

中央大学附属高校の生徒だけでなく、JISの一部の生徒にとっても初の経験となるハロン湾への旅

目次

名所巡りから仕事の現場見学まで既知と未知を異なる視点から探求

2016年に設立された日本国際学校(JIS)は、幼稚園~高校まで日本式教育を取り入れた一貫プログラムを提供しています。幼稚園では日本国際コース、国際初等カリキュラム(ⅠEYC)コース、英越のバイリンガルコースを、小・中・高等部では日本国際プログラム、ケンブリッジ国際プログラム、日越連携プログラムを実施しています。日本国際プログラムを担任する日本人教師のほか、ケンブリッジ大学国際教育機構(CAIE)の基準を満たした経験豊富なベトナム人や英語ネイティブ教師が在籍しており、生徒は12カ国以上の国籍で構成されています。

 同校のキャンパスは1.6haの面積を持ち、幼稚園と初等、中・高等、体育の3つのエリアに分かれており、図書館、理科実験室、屋内プール、運動場、音楽教室などが完備されています。生徒の健康を第一に考え、学校屋上には菜園を設けており、加えて、ハノイ郊外にある2ha以上の同校が所有する有機農場では、家畜、家禽、水産物の飼育や果樹の栽培を行っています。生徒、教師、職員の毎日の食事に清潔で安全な食材を確保するだけでなく、生徒たちが見学したり農業知識を積んだりできる実践的な学習空間ともなっています。

 同校では、生徒たちが健康、人格、思考力、創造力、事象の評価力、自己表現力などを総合的に伸ばす機会を可能な限り設けるため、課外活動に力を入れています。すべての生徒が興味のある活動に参加できるよう、チャリティー、スポーツ、芸術、企業見学などのアクティビティや、法政大学日本語スピーチコンテストやワールドスカラーズカップといった国際大会への参加など、さまざまな活動を企画しています。ベトナム国内や日本への修学旅行も行われ、実生活や自然環境に触れるチャンスを作り出すようにしています。

2023年11月、日本の中央大学附属高校と教育連携および協力に関する協定を締結し、両校の生徒により多くの学習と文化交流の機会を提供することが決定しました。同年10月、中央大学附属高校の生徒代表団がベトナムを訪問し、JISの11年生(日本の高校2年生に相当)と一緒に、ハノイ市内と世界遺産ハロン湾を巡る修学旅行に出かけました。ハノイでは、JISの生徒がガイド役となり、市内の名所を日本人生徒に紹介。ハロン湾では、クルーズで美しい自然景観を満喫しながら、世界遺産に認定されるまでの経緯について学びました。

3泊4日中央大学附属高校との交流プログラム

【1日目】中央大学附属高校の生徒が来越→JISで交流会&運動会
【2日目】ホアロー刑務所&ハノイオペラハウス見学→ホアンキエム湖周辺の歩行者天国で散歩→夕食会
【3日目】ハロン湾の1泊2日クルーズツアー
【4日目】ハノイ市内の日系建設会社見学→中央大学附属高校の生徒が帰国

初日は交流会の後、JISの体育館で運動会で盛り上がり、次の日に備えてお互いを知り合うのにぴったりなアクティビティ

ハノイの街を巡った2日目の締めくくりは、ハノイオペラハウス近くのフレンチレストランで賑やかな夕食を楽しんだ

ハロン湾に点在する洞窟の中で最も大きな鍾乳洞「スンソット/Sung Sot」。入った瞬間、自然の美しさに感動し、ワオ!という生徒たちの声が響き渡った

最終日は日系建設会社を訪問。実際の工事を見学し、ベトナムに進出している日系企業について理解を深めた

校長 
山本訓之 先生

JISは日本語、英語、ベトナム語が飛び交う学校です。言語文化に限らず、行事では餅つき、ハロウィーン、テトといった伝統的文化風習の、その背後にある歴史と伝承、社会的役割、価値観も学びます。多様性に富むこれからの時代はさまざまな国籍、背景を持つ子どもたちが共存し、協力し合うことが大切です。JISは異なる文化が交わる中、新しい価値観を見いだせる国際人を育てています。日本人の子どももいますよ。これからもっと日本人にとっても魅力のある学校を目指していきます!

日本国際学校
Japanese International School

 住:84A Nguyen Thanh Binh, Ha Dong, Hanoi

電:097-309-4088/097-986-0088

https://jis.edu.vn

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