アイディーサービスベトナム/ID Service Vietnam ホアビン(Hoa Binh)編

チームビルディングで良い汗をかいた後、壮大な自然の景色を背景に集合写真

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旅のしおり

代表:篠崎 治さん(写真左)

埼玉県さいたま市出身。ベトナムが紹介されたテレビ番組を見て興味が沸き、また親日国家であることを知り、2014年に初来越し現地調査を実施。2016年に同社を立ち上げ、現在に至る。趣味は、動物を育てること。ハノイの「動物を語り触れ合う会」の代表を務めている。

住:Van Thuong, Dong Anh, Hanoi
電:024-3295-9881
https://idsv.com.vn

時の流れに身をまかせで約10年笑顔が絶えない職場環境を構築

当社は2008年、埼玉県さいたま市で創業。ベトナムではハノイに本社を構え、フンイエン省やダナン、ホーチミン市の計4拠点で、工業団地やオフィスなどの害虫獣駆除サービスを提供しています。2014年ごろに日本で偶然ジェトロの方と知り合い、あれよあれよという間に話が進んでいき、ジェトロの支援を受けながら2016年にベトナムへ進出しました。

 これまでを振り返ると、苦労はたくさんありましたね。そもそも、創業当時はずっと赤字でしたし、コロナ禍の時期などは会社が潰れるか潰れないかの瀬戸際でした。でも、そんなときに支えてくれたのが、創業当初から在籍してくれている現副社長のチャンティエンマイン(Tran Tien Manh)氏です。マインさんに何かをお願いすると、できるできないは言わずとも、しっかりと叶えてきてくれるんです。例えば、以前入居していた場所でヤギを飼って、草を食べさせようと思いついたのですが、そこでは動物は飼えませんでした。そこでマインさんに相談すると、動物を飼っても大丈夫な場所をすぐに探してきてくれて、今の場所にオフィスを構える流れとなりました。そうやっていつも、マインさんが道を切り開いてくれて、僕はその上を歩くだけになっています。彼がいたから、この会社は続けることができました。彼と出会えたことに心から感謝しています。

 マインさんは頼れるお兄さんとして、全社員が信頼して接しているので、社内の雰囲気も自然と良いものになっています。何かあれば会社の敷地内でパーティが始まりますし、気が付くとみんなでサッカーをやったり、ハロウィンやクリスマス、忘年会、誕生会まで、頻繁にイベントごとが開催されています。全員が楽しそうにしているので、自由にしてもらっています。ちなみに、ベトナムで働いている間は、ベトナム人には絶対に怒らないようにと心がけています。ベトナム人は助けるのが好きな人が多い印象です。僕自身は何もできないので、素直に困った姿を見せていると、快く助けてくれます。やはり僕は日本人であり、この国について知っていることは多くありません。代表ではありますが、いかに周りに助けてもらえるかが大事だと考えています。

 今後は特にこれといった計画はありません。ただ、しっかりと真摯に仕事と向き合っていれば、自分たちの仕事が認められ、自然とお客さんは付いてきてくれると信じています。だから僕は流れに身を任せて、あとは社員全員がずっと元気で、健康で、楽しく仕事をしてくれたらそれで満足です。で、これからも良い関係を築いていきたいです。

全社員が揃う年一度の貴重な旅企画はベトナム人MDが統括

ベトナム人は多くの日本人と異なり、会社には社員旅行があるものだと大多数の人が思っているようです。僕自身、旅行はあまり行かないのですが、社員旅行に関しては、ホーチミン市支店のメンバーとも合流できる貴重な機会でもありますから、楽しみな社内イベントの1つとなっています。マインさん曰く、例えばチームビルディングで、風船を背中に挟んで運び籠にいれるムカデ競争のようなことをやると、社員それぞれの役割や力関係も見えてくると言います。遊びだけではなく、社員を知れる一面もあるので、マインさんが毎年積極的に企画・計画を進めてくれています。

 僕の中での旅行テーマは、「より近く、そして個室」です(笑)。行き先はできるだけ近いところで、宿泊先は個室で、ゆっくりと過ごせるような旅をリクエストしています。近場である分、そこはしっかり奮発して、リゾート施設に1泊するようにしています。2024年の行き先のホアビンは最高でした。宿泊先のリゾートに到着すると、目の前には山と草原が広がり、施設は新しくビリヤードやカラオケ部屋も完備。出発する前は少し億劫でしたが(笑)、行ってみると本当に楽しかったです。社員も終始笑顔で、心底満喫している様子が伝わってきました。

 2025年の行き先は未定ですが、毎年6月28日の会社設立記念日に合わせて計画しているので、4月ごろから予定を立てていくことになります。僕はバッチャン(Bat Trang)村が良いと伝えたのですが、速攻で却下されてしまいました(苦笑)。僕の肌感覚では、旅行先ではチームビルディングを行った後は、自由行動にするのが一番好まれています。以前はタイムスケジュールを細かく決めて、次はこれして、次はあれして、とやっていたのですが、結局遅れるし、中にはこれはやりたくないという人が出ていました。でもそれも含めて、日本人が決めるのではなく、全てベトナム人に決めてもらう方がうまくいくと考えています。ベトナム人は、上手に安くなる方法を探し出す天才だと感じています。ある程度節約しながら、満足度の高いものを探し出すのが普通にできます。だから僕は、来年も安心して旅行に付いていきます。

賞金が懸かっていることもあり、二人三脚レースは真剣で大盛り上がり

ゲームの勝者には、篠崎さんから直接賞金を進呈

フリータイムは施設内のプールへ。多くのスタッフが火照った体を冷たい水で癒していた

ディナータイムは豪華な食事が用意され、優秀なスタッフには功労賞の表彰を行った

ステージパフォーマンスでは社員がダンスを披露。メンバー同士の絆もうかがえた

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