発展を続けるダナンの街の魅力

在ベトナム歴10年。ハノイのIT企業にマネージャーとして赴任後、週刊誌のライター、現地スイミングスクールの代表を経て、現在はアニメーションスタジオのマネージャーを務めている日比靖昌さんが、ダナンで見つけたアレコレについて語ります。
FB: ひび やすまさ

2026年に開業が予定されているSUNグループの大型プロジェクトの全貌
自宅アパートから見えるミーケビーチの日の出。家賃高騰でもうすぐ見納め
2028年に開業予定のLANDMARK69。ベトナムで2番目に高いビルとなる

住んでみた4年間の変化の状況

 先日、ダナンから日本に帰任する日本人から「いつまでベトナムに居る予定ですか?」と聞かれました。現在は、自営業として仕事をしているので、日本に帰るかどうかは自分の判断次第ですが。ベトナムの良いところは沢山あるのですが、改めて考えてみると、現在は、ダナンという街に魅力を感じていることに気付きました。
 ホーチミン市から、ダナンに移り住んだのは、4年前です。コロナの影響がまだ残っており、多くのお店が閉鎖して、観光客も少ない状況でした。この4年間で、ダナンは毎年毎年変化を続けています。
 例えば、私の住んでいるアパートの家賃でいえば、最初の家賃は月額650万VNDでした。現在は1100万VNDになりました。次回の更新の時には、1500万VNDに値上げする予定と聞いて驚き、他のアパートを探しはじめています。
 住んでいるアパートの周辺は、ビーチサイドなのですが、4年前はローカルのエリアで、ベトナム人しか住んでいませんでした。一昨年ごろ、近くに大きなリゾートホテルがオープンしたことで、コンビニ、ランドリーショップ、レンタルバイクショップ、レストランが急にできはじめて、居住者も外国人が増えてきました。欧米人が多く、犬と散歩している人も見かけるようになりました。
 インドネシアのバリ、タイのパタヤの物価があがり、ダナンに移住してきている人が多いそうです。

ダナンの将来像と乖離する庶民生活?

 今年と来年、ダナンでは大型の不動産開発プロジェクトのオープンを予定しています。
 ハンリバー沿いのサングループが手がける「サンシンフォニー」は、今年6月にオープン予定。3棟のタワー高層アパートメントと、低層のヴィラ・ショップハウスエリアで構成される大型物件です。既に多くは販売済みとなり、オープン前から転売がされている状況です。
 将来的には、ダナン空港からハンリバーを潜る海底トンネルができ、空港から直結できるという計画もあります。
 同じく、ハンリバー沿いにはBRGグループが手がける「キャピタルスクウェア」というプロジェクトは、さらに大型です。14棟の高層アパートメントと大型商業施設、学校などが一体となったダナン最大級の複合都市として開発中です。
 他にも、ITパークや複数のファイナンスセンターなども計画されており、5年後にはダナンの風景は大きく変わることになるでしょう。
 しかし、マクドナルドの求人募集のポスターを見てみると、ビックマックの値段は7万9000VNDという価格設定のなか、時給2万5500VND、月給700万VNDです。
 ダナンといえば海産物ですが、漁師さん達の仕事ぶりを見ていると昔ながらの方法や道具を使っており、もろもろの物価上昇の恩恵に預かれていないようです。
 ダナンの発展と物価上昇の中、庶民の生活水準が底上げされて行くかどうか、ちょっと心配になっています。


最近、インドネシアのバリ島から移住してきたフランス人サーファーの友達
ダナンの中心部近くに開業するITパーク。AI、半導体、DX分野の投資誘致が加速中
昔ながらのミーケビーチの様子
地元の漁師さん達の仕事ぶりは、今も変わらない

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