マナボックスベトナム/Manabox Vietnam

パタヤビーチで集合写真。ビーチアクティビティや寺院訪問など、盛りだくさんな内容となった

目次

旅のしおり


代表:菅野智洋さん

福島県二本松市出身。インドにある製造企業に赴任した際、不正や価格交渉の苦労に直面。会計力を通じて日系企業の経営者を応援したいと移住先をベトナムに定め、2016年に来越した。趣味は海外旅行と、年間100冊以上は読んでいるという読書家でもある。

住:#701, 7F, 3D bldg., 3 Duy Tan, Cau Giay, Hanoi
電:024-3212-3450
https://manabox-global.com

市場調査に進出支援、顧問支援まであらゆる分野で日本企業を支える

当社は、日越の公認会計士、税理士、弁護士など、各分野のエキスパートが集結するプロフェッショナル集団です。ベトナムへの進出支援からM&A、会計税務、法務まで、幅広いニーズに対応するワンストップサービスを提供。多角的な知見と経験を活かし、日本企業の皆さまがベトナムでの事業成功を実現できるよう、全力でサポートしています。

私は、2006年に公認会計士試験に合格し、世界的に有名なコンサルティング合同会社に入所しました。最初は製造業を中心に、法定監査や内部統制支援から始まり、その後は海外での経験を求めて、インドの日系製造業で財務責任者として3年間勤務。そこでの経験が今に繋がっていて、海外進出企業が直面する利益の喪失と仕組みの課題という2つの大きな問題を痛感しました。

利益の喪失では、不正や内部統制の欠如により、みんなが汗水流して得た利益が一瞬で消失する現実を目の当たりにしました。また、仕組みの課題では、業務の属人化や標準化の欠如がもたらす混乱を経験。特に、短期間で退職者が相次ぎ業務が滞る中で、標準化や効率化の重要性を強く認識しました。

そこからなぜベトナムでビジネスを始めたのかというと、一言で言えば、「経営者が会計や法律について深く知っていれば、お金も幸福も増やせる」といったところを支援したいと考えたからです。ベトナムを選んだのは、共同出資者でもある監査法人時代の同期が、ベトナムでビジネスを立ち上げたところで声をかけてもらったのがきっかけとなりました。インド時代の経験から「どんなことをしても、まぁ死んだりはしないだろう」と感じていたので、独立への恐怖はあまりありませんでしたね。

美しいビーチで、バナナボートやパラセーリング、シュノーケリングなどを体験

24Kの純金で描かれた、高さ100mもあるワットカオシーチャン(Wat Khao Chi Chan)の仏像の前で記念撮影

ベトナムで起業してからも、いろいろな壁にぶつかってきました。その中でも特に大変だったのが、売上を上げることです。正直なところ、最初はマーケティングというものを考えたことがなく、どのようにして自分たちのサービスを知ってもらうかについては、まったくの手探り状態でした。しかし、少しずついろいろなことを試していく中で、私たちの強みを発信する方法が分かってきて、お客様からの信頼も少しずつ増えていきました。

また、当初はベトナム人スタッフとのコミュニケーションにも苦労しました。言葉や文化の違い、常識の違いが思った以上に大きくて、伝えたいことが伝わらないということが多々あり何度も悩みました。ただ、その経験があったからこそ、ベトナムの文化や考え方をもっと知りたいと思うようになり、スタッフと共に学んでいくきっかけにもなりました。マナボックスのメンバーがいるからこそ私も成長できているので、本当に感謝しかありません。

社員旅行は敢えての海外を選択サプライズから気づきや学びを得る

私たちが企画する社員旅行は、単なる娯楽の機会を提供するだけでなく、学びの場としても位置づけています。私自身、ライフネット生命会長の出口治明氏が提唱する「人・本・旅の3つからしか人間は学べない」という考えに深く共感していて、旅を通じて社員が新たな視点を得ることを大切にしています。

当社は、外国企業を支援するグローバル会社として、日本人という異なる文化背景を持つパートナーをサポートする機会が多く、メンバーには相手の立場になって思考するスキルが求められます。これがとても大切なのですが、総じてここが弱いのです。このスキルを磨くために、日常の枠を超え、居心地の悪い環境や精神状態であるアンコンフォートゾーンでの経験が重要です。旅先では、これまで自分たちが当たり前だと思っていた価値観や常識が覆され、新たな発見や学びが得られます。

また、当社の社員旅行は海外で実施することにもこだわっています。理由は、社員が居心地の良いコンフォートゾーンを抜け出し、異文化の中で驚きや発見を通じて成長してほしいからです。異国の文化に触れる中で、今まで認識していなかった自分自身の固定観念に気が付くことがあります。例えば、些細なことですが、ベトナムとタイでは同じ東南アジアでも交通ルールの守り方は異なっています。それは現地に行ってみないと感じにくい部分です。

ベトナムではなかなか体験できない象乗り。動物との触れ合いも思いっきり満喫

夜はバンコク市内を自由散策。街のネオンの煌びやかさは圧巻!

前回は、私の友人が運営しているタイ・バンコクの会計事務所「J-Crown(ジェイクラウン)」も訪問しました。代表の会社説明を受けたり、タイ人メンバーと交流したりすることで、各々いろいろな発見があったようです。あるスタッフは、VAT(付加価値税)の申告について、ベトナムでは3カ月ごとの申告が一般的なのに対し、タイでは毎月必要だと知り、チームのスケジュール管理の違いについて新たな学びがあったと話していました。そのようなプロセスが、相手目線になるという柔軟な思考を生む土台となります。余談ですが、ある女性スタッフはパタヤのディスコで外国人にナンパされたらしく、それも良い経験となったと楽しそうに報告してくれました(笑)。

なので私たちは、社員旅行を楽しい時間であるのと同時に、成長の機会としても捉え、社員が個々の能力を高める場としてこれからも注力していきます。旅を通じた学びこそが、個人の成長と企業の発展につながると信じています。

 

J-Crown社スタッフとの集合写真。交流は日本語や英語を織り交ぜて行われました!

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