ニッポーメカトロニクスベトナム/Nippo Mechatronics Vietnam

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タイ・バンコク&パタヤ編

旅のしおり

代表:森下 洋さん(写真右)

福井県福井市出身。ベトナム赴任は2011年から2015年と、2020年からの計2期を経験。現在は単身赴任のため、毎年ハノイを訪れる子どものための情報収集は欠かさない。趣味はゴルフ。駐在員の仲間とイベント等にも参加し、充実した生活を送っている。

住:Lot 37–39, Noi Bai Industrial Zone, Quang Tien, Hanoi
電:024-3582-0288
HP:https://www.nip.co.jp

ベトナムと共に歩んだ23年人と挑戦が支えるものづくり

当社は2002年10月にベトナム支社を設立し、2025年で23年目を迎えます。現在の従業員数は約800人で、プラスチックの成形品および組立、感光性フィルムの裁断と販売、各商材の仕入れ・販売、金型の製造を行っています。
ベトナム進出のきっかけは、当時の主要顧客からの打診でした。今後の成長が見込まれるベトナムでの展開を本社が決断したものの、操業当初はオペレーションの構築に苦労しました。今となっては想像できないことですが、当時の駐在員は現場に徹夜で張り付きながら、製品を作り出荷していたと聞いています。周辺に日本食レストランはほとんどなく、街灯は少なく真っ暗な中で食事ができる場所を探すこともあったそうです。歴代の駐在員やベトナム人スタッフの努力があり、次第に事業は安定し拡大もしていき、現在は安定したオペレーションを実行できるようになっています。
私はベトナム駐在を2回経験しています。1回目は2011年で、当時は工場長として新規事業の立ち上げやベトナム人スタッフへの指導を中心に活動しました。2015年に本社工場へ工場長として帰任しましたが、コロナ禍の中だった2020年に、現地法人の責任者として再び赴任しました。大変な時期の仲での着任でしたが、取引先や従業員に支えられ、何とか乗り越えることができました。現在は本社の製造統括部長も兼務しているため、定期的にASEAN各拠点へ出張し、ものづくりを支える活動をしています。
私自身、自慢できることは特にないのですが、従業員、特に労働組合の意見には耳を傾け、会社としての考えをしっかりと伝えることを心がけています。また、定期的に従業員満足度の調査を行い、会社への要望や困りごとをできる限り把握するようにしています。なかなか100%満足のいく対応はできていませんが、組合の要求に対して、できることとできないことの理由を丁寧に説明することにより、従業員との関係がより良いものになっていくと考えています。国籍や職位を問わず、誠意ある行動が必要だと感じています。

夜行バスで出発。これから始まる旅にワクワク気分が止まらない

優れた軍事指揮者として知られるヴォ―・グエン・ザップ(Vo Nguyen Giap)将軍の墓の前で静かに手を合わせる

洞窟探検とガラディナーが好評社員旅行で芽生えた一体感

当社の社員旅行は毎年、組合の意見を尊重して決定しています。例年、3カ所程度に意見が分かれるものの、安全性や予算、会社の規模を踏まえて、組合長からの提案をもとに最終的に決定しています。
2025年の行き先は、飛行機で行くには近く、バスで行くには遠い、絶妙な距離のところにあるクアンビン(Quang Binh)省となったため、23時に会社へ集合し、夜行バスで出発しました。宿泊したホテルはダーニャイ(Da Nhay)ビーチの目の前にあり、プールやジム、カフェも完備されていました。観光はフォンニャ(Phong Nha)洞窟や岩場の景勝地バイダーニャイ(Bai Da Nhay)を訪れ、思いっきり自然を満喫しました。
中でも好評だったのがガラディナーでした。旅行会社が手配したダンスショーや、社員による文芸大会が行われ、計6つの出し物で大いに盛り上がりました。ステージパフォーマンスが最も優れていたチームには、電化製品の景品が贈られ大喜びの姿を見せていました。社員全員、終始笑顔が絶えない時間となり、心も1つになったような気分を味わえました。
当社では旅行から戻った後、すぐに今回の社員旅行の感想や次回行きたい場所に関するアンケートを実施しています。その結果、来年2026年の行き先は9割以上がダナンを希望していました。2023年はハノイから近いハロン湾へ行ったので、年々遠方になっていくのは致し方ありません。ダナンへ正式に行けると決まったものではありませんが、可能な限り従業員の希望を実現したいと考えています。そのためにも、従業員には与えられたタスクは責任を持って最後までやり遂げて、成果を出してもらいたいと思っています。

フォンニャ洞窟へと向かうボートの上からの景色

ライトアップされた洞窟の中で、全員笑顔で集合写真

ダーニャイビーチの砂浜を歩いたりジープで遊んだりと、全員が思い思いに楽しんだ

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