SOZO Engineering and Solutions

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タイ・バンコク&パタヤ編

旅のしおり


ゼネラルマネージャー:権田 翔一郎さん

長野県長野市出身。2019年に来越し、会社員やフリーランスとして活動。知人を通じて同社の紹介を受け、2024年5月に入社し現在に至る。趣味は旅行。東南アジアが好きで、ベトナム国内はニャチャンやフーコック、妻と一緒に訪れたタイ・プーケットが強く印象に残っているという。

住:5F, 222 Duong Dinh Nghe, Cau Giay, Hanoi
電:096-688-3638
https://sozo.vn

工場の修理・メンテナンスに加えて新会社でオンライン販売も開始

当社は、エアコンや給水塔の修理、壁と床の補修、クリーンルームの設置など、工場や建物内にある設備の修理とメンテナンスが専門です。建物内の配線整理や機械の移動といったような、現場のちょっとした困りごとにも対応しています。

ソーゾー(SOZO)の設立は、2018年11月。創業者のドーティエンフン(Do Tien Hung)は、日本に3年ほどの滞在経験があり、帰国後は日系の工事会社に就職しました。後にホーチミン市への転勤を命じられたタイミングがちょうど本人の結婚と重なってしまい、悩んだ末に転勤は断り、それを機に独立したのが当社のはじまりです。

最初は、日系工事会社の下請けとして始まりました。しかし、仕事量がなかなか増えず、危機感を覚えて営業方針を見直し、工事だけでなく、修理やメンテナンスの依頼にも対応していく体制を強化しました。そこでまた重なったのがコロナ禍です。一時は工場に立ち入ることすらできず、業務は大きく制限されました。そこを何とか耐え抜いたところ、パンデミック収束後には定期保守の需要が拡大していき、結果的に事業が安定するようになりました。

私は、ゼネラルマネージャーとして会社の運営に携わっています。責任ある立場として、普段から意識していることは、相手に期待しすぎないこと。日本人の感覚でいると、業務中に「これくらいならやってくれるだろう」と思い込んでしまうことが多々ありますが、ベトナムではその期待通りにならないことが多いです。それに直面した時は怒るのではなく、なぜそれをすることが必要なのかの理由まで含めてしっかりと説明するように心がけています。例えば、見積書の備考欄を空欄にして説明がないままにしておくと、作業の範囲が後になって曖昧になってしまうことがあります。そこをはっきりさせておかないと、必ず後でトラブルになる。だから現場スタッフには、そこに何を書いておけば最後までお客様や自分たちが困らなくて済むのか、というところまでを理解してもらいます。

近年は事業が順調で、2024年に入社してからも既に日系企業との契約が6〜7社増えました。今後も日系のお客様を中心に取引を広げていきたいと考えていますが、同時に、ローカル企業のほか中国や韓国の企業とのネットワークも増やしていきたいと計画しています。当社には日系企業でよく見られる複雑な承認フローがない分、スピーディーに動けるのが強みでもあります。

また、少しずつですが、新しいチャレンジにも取り組んでいます。2024年4月には「Shopos(ショッポス)」という新会社を立ち上げています。これは、製造設備に使う部品をネットで簡単に購入できるサービスを提供する会社で、現在は仕入れ先や販売先の開拓に力を入れているところです。

この社員旅行のために、社員お揃いのTシャツを作成

サンワールドには多種多様なアトラクションがあり、老若男女が楽しめるスポット

話題の遊園地に人気のクルーズも社員同士の親睦を深める絶好の機会

2024年の社員旅行は、ベトナム北部の港町・ハロンへ行ってきました。初日は、複合型アミューズメント施設「サンワールド・ハロンパーク/Sun World Halong Park」へ。ここでは終日自由行動で、それぞれが家族や同僚と一緒に思い思いの時間を過ごしました。アトラクションに並んだり、軽食を片手に写真を撮ったり、自由な空気の中で自然と会話も弾みました。

宿泊は、遊園地近くのホテルに連泊。ローカルな雰囲気が漂う造りでしたが、どこか懐かしさを感じさせる佇まいで、かえって旅情を引き立ててくれました。夜はベトナム料理のレストランでの夕食に加えて恒例のカラオケ大会。私はベトナム語の歌を2曲覚えていき披露したところ、意外にも大好評。言葉の壁を越えて盛り上がることができたのは、個人的にもうれしい出来事でした。

2日目の朝食後の自由時間は、ホテル近くの海辺に出かけ、潮風を感じながらのんびりと過ごせました。昼はハロン湾クルーズに参加。船に乗って湾内を周遊しながら、船内で用意されたベトナム料理の昼食を楽しみました。夜はビュッフェ形式のレストランで海鮮料理を味わい、その後は運よく地元のフェスティバルにも立ち寄ることができました。ライトアップや音楽で彩られた広場では、 声を合わせて乾杯。社員同士の距離もぐっと近づいたように感じられました。

最終日は、クアンニン博物館を訪問。ハロン湾の自然や地元の歴史・文化を紹介する展示が各フロアに整然と並び、しっかりと見応えのある時間を過ごせました。

振り返ってみると、普段の職場では見られない社員の表情や、家族ぐるみでの交流が多く見られた3日間でした。リラックスした環境の中で自然と会話が生まれ、距離が縮まる。一緒に過ごす時間の価値を、改めて実感する機会となりました。

旅先の選定は、毎年社員の意見を取り入れて行っており、来年もまた皆が楽しみにできるような旅をつくっていきたいです。ベトナムで働く中では、こうした仕事以外のつながりが思った以上に大きな意味を持つことがあります。日本人の中には社員旅行を嫌う人もいますが、ぜひ一度は経験をしてみることをおすすめしたいですね。

クアンニン省の歴史を深く学べるクアンニン博物館前で集合写真

大人はもちろん、子どもたちも満足そうにベトナム料理を食べていた

モッ・ハイ・バー乾杯~♪

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