器から1杯のカップまでコーヒー豆と共にめぐる旅
C.O.C Legacy Specialty Coffee
シー・オー・シーレガシースペシャルティコーヒー
コーヒー豆の仕入れ先はココ!
ベトナム北西部
ディエンビエン(Dien Bien)省
ソンラー(Son La)省
ベトナム中部
フエ(Hue)省
クアンチー(Quang Tri)省
ベトナム中部高原
コントゥム(Kon Tum)省
ザーライ(Gia Lai)省
ダックラック(Dak Lak)省
ダックノン(Dak Nong)省
ラムドン(Lam Dong)省ラムハー(Lam Ha)県
ラムドン(Lam Dong)省ダーラット(Da Lat)市
住: 84 Hang Bac, Hoan Kiem, Hanoi
電: 087-677-5636
営: 7:00-18:00
FB: C.O.C Legacy Specialty Coffee
※本店はルークアンヴー(Luu Quang Vu)通り
創業から10年以上のパイオニア的存在
Q: 同店を開業しようと思ったきっかけを教えてください。
A:私はメコンデルタ地方で生まれ育ち、卒業後にホーチミン市でIT関係の仕事に就いていました。その後、不動産業で働くためにハノイへ移住し、そこでコーヒーに興味を持つようになり、コーヒーとの旅を始めることを決めました。地元の人たちが高品質なコーヒーを楽しめるようにと、まずはチュンホア(Trung Hoa)地区で最初の店舗をオープン。旧市街の2号店は、ベトナムの文化を十分に感じてもらえる空間を作ることを意識しました。
花柄の床タイルや素朴な木製家具など、古き良きハノイの雰囲気が漂う
10のコーヒー産地が一堂に会する
Q:ベトナム産の豆のみを扱っている理由は何ですか?
A: ベトナムはコーヒーの生産地としてはよく知られていますが、これほど多くの産地があることはあまり知られていません。当店の目標であり、コアバリューとなるのは、コーヒーの品種、標高、土壌、気候、そして農法や文化によって独自の個性を持つベトナム全国の10のコーヒー産地のフレーバーマップを構築し、それらすべてを皆さんに共有することです。
全産地の農園と直接連携し、収穫と精製工程の質をしっかりとコントロールしています。当店では、アラビカ豆、ロブスタ豆、リベリカ豆を扱っており、すべて世界基準の認証を受けています。パッケージには豆に関する情報を確認できるQRコードが付いています。
細い路地に入り右側の階段を上がると店舗がある、旧市街らしい隠れ家カフェ
ビンさんは、焙煎や精製などコーヒーに関する多数の資格を有している
本場ベトナムの味と体験を届ける
ドリンクは、ベトナムの伝統的なココナッツクラッカーと一緒に提供
丁寧に作られた10地域のコーヒーセットは、お土産にぴったり
Q:店作りやメニューは、どのような点にこだわっていますか?
A:旧市街の店舗は、徒歩で街を散策するのが好きな方に特に好評です。街をぶらぶら歩いて、小さな路地で穴場カフェを見つけると、冒険している気分になりますよね。店で提供するドリンクは、機械や海外の器具を使わず、伝統的なベトナム式フィルターで抽出したコーヒーを、甘すぎず濃厚なエッグコーヒー、ベンチェー(Ben Tre)省産ココナッツクリーム入りコーヒー、リベリカ豆本来のジャックフルーツの風味を引き出す塩クリーム入りコーヒーなど、当地ならではのフレーバーにアレンジして提供します。
品質はもちろん、顧客体験も大切にしています。バリスタはお客さんとコミュニケーションをとったり、10の産地について語れたりするように心がけています。当店のバリスタは全員英語ができるので、コーヒーのことなら遠慮なくお尋ねください。
コーヒー好きを繋ぐ交流の場を目指す
Q:今後の目標、やりたいことは何ですか?
A:日本の耐熱ガラスメーカーHARIOとのコラボで、農園から新鮮なコーヒーチェリーをハノイに持ち寄って精製方法を紹介したり、HARIOの器具を使ってコーヒーを淹れたりする「秋ワークショップ」を毎年開催しています。最近は、定期的にカッピングの交流会を行い、お客さんに各種コーヒー豆のカッピング体験を味わってもらっています。皆さんに私たちの価値観を共有し、より有意義な繋がりを作れる機会になるとうれしいです。また、人手が集まれば、次の店舗をオープンしたいですね。
中でも、採れたてのコーヒーチェリーに触れられるワークショップが人気