NJOY Coffee & Roastery
エンジョイコーヒー&ロースタリー

20年以上にわたって写真撮影や機材修理などに携わってきた写真家のギア(Nghia)さんが開業した、こぢんまりとしたカフェ&ロースタリー。2020年、ハノイ・ドンダー(Dong Da)区の住宅街にあった写真館の2階にオープンし、自家焙煎の豆を使ったコ ーヒーを提供しています。

コーヒー豆の仕入れ先はココ!

★アラビカ種
ソンラー(Son La)省マイソン(Mai Son)県
ラムドン(Lam Dong)省ダラット(Da Lat)市

★ロブスタ種
コントゥム(Kon Tum)省ゴックホイ(Ngoc Hoi)県
ラムドン省(Lam Dong)省バオロック(Bao Loc)県

★モカ種
ラムドン(Lam Dong)省ダラット(Da Lat)市

住:2F, 167 Lang Ha, Dong Da, Hanoi
電: 093-443-4955
営: 8:00~18:00
FB:
NJOY Coffee & Roastery

人生の転機となる1杯のアラビカ種コーヒー

Q: エンジ ョ イを開業しようと思 っ たき っ かけを教えてください 。

A: 6年ほど前、 ドンダー区の路地裏でコーヒー焙煎店を偶然見つけ、 入ってみました。店員さんが私の好みを尋ねた際、 これまでは深煎りの苦いロブスタ種しか飲んだことがなく、 それがあまり口に合わないと伝えたら、 軽い酸味のあるアラビカ種のドリップコーヒーを淹れてくれました。 その1杯が忘れられず 、 も っ とも っ とコーヒーに つ いて知りたくなり、 焙煎と抽出方法を学び、 実験を繰り返しました。 周りの人々が慣れ親しんだ伝統的なベトナムのコーヒーとは異なるものを味わ っ てもらいたいと思い、 3年前にエンジ ョ イをオープンしました。それまでは写真館のオーナーを務めており、 現在も運営を続けて います 。

写真館の隣にある店舗への階段の入り口は、隠れ家的な雰囲気を漂わせる

お客さんと分かち合う価値を大切に

Q:コーヒーと関わり始めて︑ 写真との共通点は何か感じられましたか?


A:

どちらも人生の美しさをとらえ、 価値を残すものです 。写真館の運営を通じて、サービス提供に つ いて多くのことを学び、 それをカフェ に活かすようにしています 。 私が知っていることやコーヒーに対する思いを共有し、 お客さんの要望や感想に耳を傾けるなど、 積極的に接するよう心がけて います。写真館では、 年配の方が子どもや孫を連れて写真を撮りに来てくれるのを見ると、 とてもうれしく感じます 。 コーヒーも同じです 。1人でも多くの人にコーヒーの価値を伝えることができ、 また、 お客さんが私の店のことを友達に教えたり、 良い評価を残してくれたりしたら、 それだけでも十分に仕事のやりがいを感じます 。

いつも明るい笑顔で熱心にお客さんに話しかけるギアさん

インテリアだけでなく、装飾や食器にも細心の注意を払っている

も っと自然を身近に感じる空間を目指す

(左)プンコーヒー農園で新規植樹の様子(右)2023年ベトナムスペシャルティコーヒーコンテストで優勝したアラビカ種は、ハンドドリップがおすすめ

Q:今後の目標︑ やりたいことはありますか?

A:より多くの方にコーヒーを楽しんでもらえるように、 現在の店舗の3階を改装し席を増やそうと考えています 。 また、 私は緑と湖の多いタイホー (Tay Ho) エリアの村で育ったので、 昔から自然が大好きでした。資金面など様々な要因によりますが (笑) 、将来的には緑い っぱいの庭に囲まれたカフ ェを持てれば良いなと思 っ て います 。

ロブスタ種を使ったエスプレッソは、優しい口当たりと心地よい味わいがある

焙煎機は店内に設置され、調和のとれた雰囲気を演出

感動をもたらすベトナム産コーヒー豆

Q:エチオピアや中国など外国産のコーヒー豆も使用しています ︒ それらと比較して︑ベトナム産の豆はいかがですか?

A:ベトナムのコーヒー豆に関していえば、 以前は無機栽培され、 香りが圧倒的に強く、 あまり良いものとは言えませんでした。 最近は、 適切な農法を採用し、 化学肥料の使用を控える農園も増えてきたため、 豆の品質が大幅に向上。 より繊細で複雑なアロマが生まれるようになりました。 新しく仕入れたベトナム産の生豆を焙煎するたびに、 どのようなフレーバーノートが秘められているのだろうという期待と興奮でわくわくします。コーヒー豆には数え切れないほどの可能性があり、 私はそれを見出したい気持ちでい っぱいです。

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