
長時間座りっぱなしの姿勢は、腰痛だけでなく血流や代謝にも悪影響を及ぼします。
研究によると、人は1〜3時間の座位で血流や筋・筋膜に変化が起こることが報告されています。腰部に着目すると、2〜4.5時間同じ姿勢を続けることで、腰部への負担が顕著に増すことが示されています。
そのため、60分ごとに立ち上がるのが理想的です。本来なら数分ほど歩いたり軽い運動を行ったりすることが最も効果的ですが、飛行機やバスでの移動中や仕事中は、実践しにくいのが現実です。
そこで今回は、座ったままでもできる簡単な4つの体操をご紹介します。
① 骨盤前後傾体操
② 骨盤を左右に傾ける体操
③ お尻で円を描く体操
④ お尻のストレッチ
これらは腰椎の多方向運動や臀部の柔軟性を取り戻し、血流を促進します。何よりも大切なのは、全く動かさないことを避けることです。少しの工夫で体は変わります。まずはできることから、簡単な体操を習慣にして、健康な体を一緒に作っていきましょう。


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住: Homecity 2F, 177 Trung Kinh, Yen Hoa, Hanoi
電: 096-902-0032(日本語可)
診: 月〜土曜 9:00〜21:00、日曜 10:30〜21:00
HP: https://vietnhat-rehab.com
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YAMATO Rehabilitation Center
ヤマトリハビリテーションセンター
理学療法士 北川大和
2016年から2018年にかけて、JICA(独立行政法人国際協力機構)海外協力隊としてベトナムで活動後、2025年にハノイでリハビリ施設を開設。腰痛や肩こりなどの痛みのほか、骨折・靱帯損傷術後や脳卒中のリハビリにも対応している。