ベトナムの首都ハノイから東南へ11キロ。かつて竹と籐で作られたカゴの生産で栄えたタンチ県。
現在は、材料をプラスチックに変えて伝統的な文化を受け継いでいます。
プラかごができるまで
SHONAN VIETNAMは、リサイクルできるプラスチックの材料を使用し、他社には無い美しい色と繊細な技術で編まれたかごの生産販売をしています。SHONAN VIETNAMを創立したタンフォンさんにお話しを伺いました。
「私は、タンチ県ヴァンフック村で生まれました。私の故郷は伝統的な竹と籐細工の発祥地としてよく知られています。以前日本で生活をしていた時、友人からベトナムのかごバッグを日本に広めたいが手に入れるのが難しいと相談を受けました。その頃は、日本向けのプラかごを扱う業者がなかったので、私が手伝うことになりました。
試行錯誤して作ったバッグは、日本のお客様に大変喜んでいただきました。それ以来、私たちはビジネスパートナーとして一緒に仕事をしています。故郷では、竹や籐のカゴ編みをしていた職人達に新たな仕事を作り出すことに繋がりました。現在は、環境保護のためにリサイクルできるプラスチック素材の研究に力を入れています。」
文化を受け継いでいく
環境保護のためにリサイクルできるプラスチックの素材を使用しており、巧妙な技術で作られたプラかごは、丈夫で軽く実用的です。伝統的な文化を守りながら、現在の生活やトレンドに合うデザインを作り出しています。
これらは、村の職人の誇りと情熱を込めて作られたプラかごであり、世代を越えて村の工芸技術が受け継がれています。
これからに向けて
フォンさんの故郷であるベトナムと、友人の故郷である日本に感謝を表すためにヴァンフック集落にプラかごの工場を設立しました。たくさんの人々に喜んでもらえるような商品を作るために、フォンさんは日々尽力しています。
将来は、経済的に困っている山奥の人々に技術を伝え、安定した仕事を与えたいと思っています。そしてベトナムのプラかごを世界中に広げたいと考えています。
CAMPUS HANOIは、株式会社SHONANの公式アンバサダーとしてプラかごをはじめとするベトナム文化の普及に努めております。
著者
CAMPUS HANOI
日越交流サロン・レストラン
プロフィール
CAMPUS HANOIの母体は東京で活動する、外国人支援のNPO法人です。
ベトナムと日本のカケハシとなり、両国の文化を広げる活動をおこなっております。
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