本誌編集部スタッフが、フードデリバリーアプリ「Capichi(キャピチー)」で人気のレストランやショップを実際に訪れて取材した内容を試食レポート付きで紹介します。今号は、手作りベーグルと厳選されたコーヒーを提供する「エブリシングコーヒー&ベーグル」を徹底解剖します。
焼きたてベーグルと1杯のコーヒーでいつもの毎日に少しだけ特別感をプラス

温かい一日が始まるようにと、笑顔と情熱でお客を迎えるスタッフたち
韓国出身のチョン・チェリン(Jeon Chae Rin)さんは、飲食業界での店舗運営からブランド企画まで幅広い経験を積んできた過去があり、いつかは「日常にそっと寄り添うカフェを作る」という夢を長年温めてきたといいます。そして、念願だったカフェを海外で開業したいと考えるようになり、2023年に家族と共にハノイへと移住。同年8月、路地裏の静かな場所で同店の第1号店をオープンしました。
同店最大の特徴は、ベーグルとコーヒーに特化している点です。すべてのベーグルは防腐剤不使用で、毎朝手ごねから焼き上げまでを行い、その日のうちに販売。粉や生地の状態、発酵時間、焼き色まで一つひとつ丁寧に確認し、安定した品質を保っています。コーヒーはブラジル産とエチオピア産の豆を厳選し、豆や気候の状態にも気を付けながら抽出を調整。どちらも香料や化学添加物を使わず、素材本来の風味を生かしています。
店名の「エブリシング」は、ベーグルの上に多彩なトッピングが乗った状態をイメージ。また、誰の日常にも自然に溶け込む存在でありたいという思いが込められているほか、朝の香り立つコーヒーとベーグルが織りなす、心地よい一日の始まりも象徴しています。
内装は派手さよりも素朴さと温かさを重視し、初めて訪れる人には親しみを、常連客には我が家のような安心感を与える空間づくりを心がけています。現在は市内に3店を展開し、「ハノイでベーグルといえば真っ先に思い浮かべられるブランド」を目指しています。

レポーター:編集H
食べることと旅行が大好きな編集者。世界各国・地域の特徴的な料理を食べ尽くすのが夢。もう1つの趣味である写真の撮影も兼ねて街をぶらぶら歩き、お気に入りの飲食店やカフェを見つけるのが生きがい。

ハノイにベーグル文化が根付いてほしいと話すオーナーのチェリンさん(写真左)

当日製造、当日販売にこだわった焼きたてのベーグルがずらり

やわらかな光が差し込む店内。時間帯によっては近隣のオフィスワーカーで満席に
アメリカーノ
Americano
5万4000VND
エッグチーズベーコンベーグルバーガー
Egg Cheese Bacon Bagel Burger
10万2000VND

香り高きシグネチャーブレンド
何十回もの試作を重ねてたどり着いたという自家ブレンド。コクが深いダークタイプと、爽やかな酸味タイプの2種から選べます。前者は、ブラジル豆の重厚な苦みが心地よく、しっかり目覚めたい朝にぴったり。一方の酸味タイプは、エチオピア豆ならではのさわやかな酸味と香りが広がり、すっきりと飲める1杯。どちらもクセがなく飲みやすいです。

シンプルながら完成度の高い組み合わせ
ふんわりと焼き上げられた厚焼きオムレツに、塩気の効いたベーコン、とろけるチーズ。シンプルな具材の組み合わせながら、ひと口食べればその完成度の高さに驚かされます。野菜が入っていなくても物足りなさは一切なし。もちもちのベーグルが全体をしっかりとまとめ、最後まで飽きずに楽しめます。忙しい朝でも、これ1つで贅沢気分を味わえます。
Capichi’sチョイス!
鶏むね肉とクランベリーのベーグルバーガー
Chicken Breast with Cranberries Bagel Burgere
12万9000VND
塩バターベーグル
Salted Butter Bagel
4万8000VND

ヘルシーなのに満足感たっぷり
しっとりと仕上げた鶏むね肉に、クランベリーの甘酸っぱさとナッツの香ばしさが絶妙にアクセントを加える、風味豊かなベーグルバーガー。鶏肉はチーズのコクと重なり、自家製ソースとシャキシャキ野菜が全体をさっぱりとまとめてくれます。食べごたえがありながらも後味は軽やかで、ヘルシーさと満足感を両立させた罪悪感ゼロのバーガーです。

香ばしさともちもち感が際立つ
外はカリッと、中はもっちり。口の中で、バターの芳醇な香りと生地の甘みを感じられます。素朴ながらも飽きの来ない味わいのため、そのままはもちろん、どんな具材とも相性は抜群。同店のベーグルはすべてここから始まったという、まさに原点にして頂点のような存在です。焼きたてを頬張る幸せは、何度でも味わいたくなります。

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