CAPICHI PRESENTS – HANOI GOURMET STYLE – Spices ‒ Taste of India

本誌編集部スタッフが、フードデリバリーアプリ「Capichi(キャピチー)」で人気のレストランやショップを実際に訪れて取材した内容を試食レポート付きで紹介します。今号は、本格的なインド料理を提供する「スパイシーズ・テイストオブインディア/ Spices ‒ Taste of India」を徹底解剖します。

レポーター:編集H
食べることと旅行が大好きな編集者。世界各国・地域の特徴的な料理を食べ尽くすのが夢。もう1つの趣味である写真の撮影も兼ねて街をぶらぶら歩き、お気に入りの飲食店やカフェを見つけるのが生きがい。

スパイスの魅力を最大限に引き出した豊富なメニューで本場エスニック料理を提供

繊維工業に携わっていたハノイ出身のトゥー(Thu)さんと、インド出身のナリア(Nalleah)さん夫妻は、インド料理への熱い情熱から、2016年にハノイ・タインスアン区にレストランを開業することを決めました。7年後の2023年10月には、ホアンキエム区に2号店をオープン。本場インドの味を正確に届けるため、インドから料理人を招聘し、現在2店舗で合計9人のインド人シェフが、それぞれ得意とする料理に専念しています。

 インド料理の特徴的な味を作るのに欠かせないのが、唐辛子、ガラムマサラ、カルダモン、シナモン、クローブ、ローリエ、ナツメグなど、店名の由来にもなっている多種多様なスパイスです。香辛料は、インドでは料理の味を引き立てるだけでなく、病気の治癒や健康の改善にも役立つとされるため、米や麦、レンズ豆の主食を使った料理と組み合わせることで、インドの食事を可能な限り再現しています。  同店では、主に北インドと南インド料理を扱っており、ベジタリアンとノンベジタリアンを含む約50種類のカレーに加え、タンドール料理、バスマティライス料理など幅広いメニューを提供しています。辛いものが苦手な人には辛さを控えめにするなど、好みに合わせて調整してくれます。

インドの定番料理を紹介するだけでなく、インド文化の素晴らしさもより多くの人々に知ってもらいたいと、レストランの開業を決めたと話すトゥーさん夫婦

店内には入念に設計された換気装置を設置し、香りの強弱を調整。テーブルの脚は、自身が繊維工業で働いていた時代を思い出せるようにデザインされたもの

同店で使われている調理器具や食器は、インドから直接取り寄せたものばかり

カシューナッツとチーズのグリルチキン
Chicken Malai Tikka

15万6600VND

スパイス漬けのフライドチキン
Chicken Lolipop

15万6600VND

さまざまな味が楽しめる一皿
北インドの代表的な料理。カシューナッツ、チーズ、コリアンダーでマリネした鶏肉を焼き、熱々とした鋳鉄の板皿に盛り付けて提供されます。コリアンダーヨーグルトとトマトの2種類のソースが添えられ、その酸味で味のバランスを取っています。チキンの香ばしさと、チーズとカシューナッツのコクがクセになり、飽きずに何個でも食べられます。

スパイスたっぷりの唐揚げ
インド中部の特徴的なフライドチキンで、肉の一部を骨から切り離して押し上げているため、見た目はまるで棒付きのキャンディのようです。ピリ辛で揚げた鶏肉に、甘酸っぱいチャツネソースをかけて食べます。パッと目を引くカリッと香ばしい外皮は、小麦粉、コーンスターチ、みじん切りの乾燥タマネギ、ニンニク、ショウガ、チリパウダー、コリアンダーを混ぜて作られ、独特の風味を与えています。

ローストチキンのトマトクリームバターカレー
Butter Chicken

15万6600VND

プレーンドーサ
Plain Dosa
10万2600VND

期待に違わぬ定番の味
鶏肉をトマト、カシューナッツ、バターで煮込んだカレー。辛くなく、濃厚なバターと酸味のあるトマトがよく調和しており、日本人の好みに合う味です。赤タマネギと青マンゴーの漬け物が添えられ、口の中をさっぱりとさせてくれます。皮がサクサクでニンニクの香りが効いたガーリックナンと一緒に注文するのがおすすめです。

目でも楽しめるインド風クレープ
調理工程で時間と手間がかかり、その薄さとパリパリの食感はシェフの技量によって大きく左右されるというドーサ。米とウラド豆を水に8~10時間浸し、細かく粉に挽いて発酵させ、最後に鉄板の上で焼き上げます。ココナッツの濃厚さが効いたココナッツ、パンチのあるトマトとチリ、香ばしくまろやかな酸味の豆と野菜の3種類のソースと一緒に味わえます。

公式サイト・SNS

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37 Quang Trung, Hoàn Kiếm, Hà Nội

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