CAPICHI PRESENTS – HANOI GOURMET STYLE – Culina Modern Dining & Gastro Café

本誌編集部スタッフが、フードデリバリーアプリ「Capichi(カピチ)」で人気のレストランやショップを実際に訪れて取材した内容を試食レポート付きで紹介します。今号は、独創的なフュージョン料理を提供するCulinaを徹底解剖します。

レポーター:編集H
食べることと旅行が大好きな編集者。世界各国・地域の特徴的な料理を食べ尽くすのが夢。もう1つの趣味である写真の撮影も兼ねて街をぶらぶら歩き、お気に入りの飲食店やカフェを見つけるのが生きがい。

様々な用途にマッチする空間が魅力高級感漂うフュージョン料理を提供

ベトナム人のレアン(Le An)さんと、イタリア人 シェフとソムリエ2 人との共 同で2021年に開業した創作料理店「Culina」。
店名はラテン語で「台所」を意味し、店内には調理の様子が見えるオープンキッチンを設置しています。メニューの主なテーマは
「煙と火/Smoke and Fire」で、馴染みのある素材を、アジアやヨーロッパの異なる食文化を融合したユニークな料理に変身させます。店内のデザインや装飾も、アジアや地中海など様々な文化要素をセンス良く取り入れ、全体的に調和された雰囲気を作り出しています。
 4つのフロアは、それぞれ異なるコンセプトを用いています。1階はカウンターがあり、カクテルやお茶などドリンクとデザートをメインに提供するスペースで、特にお茶は世界的に有名なベトナム産の高級茶葉を厳選しています。2階にはオープンキッチンに加え、食事しながらタイ湖の景色を眺められるテーブル席があります。3階と4階には屋上のテラス席とプライベートルームがあ
り、誕生日や結婚記念日などを祝う場所としてよく選ばれています。

ホスピタリティマネジメントの経験を長く積んでいるレアンさん

オープンキッチンは、厨房の活気ある様子を感じられる

開放的なテラス席からは日が沈むタイ湖を眺められる

たたき/Tataki
31万VND

ボーンマロー/Bone Marrow
36万VND

見た目から細部へのこだわりが伝わる
日本のクロマグロの赤身に、ナスと柑橘類の2種類のソースを合わせた料理。表面をさっと焼いて黒ゴマをたっぷりまぶしたマグロのたたきは輝くピンク色で、かわいらしい花びらと葉っぱで装飾しています。ソースのほのかな酸味が舌を刺激し、魚肉は身がコリっと締まっており、生臭さは全くなく、スモーキーな香りが漂います。

濃淡を組み合わせ見事に味を引き出す
2度焼きした牛の骨髄に、塩漬け豚肉、玉ねぎ、サンドライトマト、サワードウブレッドが添えられます。パンの上に、パセリとイエローマスタードをかけた骨髄を敷き詰め、それぞれの具材を乗せるのが同店おすすめの食べ方。ひとくち食べた瞬間、そのこってり濃厚さと香り高い味に感動!塩漬け玉ねぎの酸味や豚肉の塩味でバランスをとっています。

ラム肉のTボーン/Lamb T-bone
53万VND

和牛の脇腹肉/Wagyu Flank
78万VND

フレンチの要素が強い高タンパクの一品
生後2カ月のニュージーランド産子羊を使用。卵、バター、酢、玉ねぎから作られたベアルネーズソースとプチプチとした食感のクスクスが添えられ、その上にフランス料理の特徴的なラタトゥイユを乗せています。グリルしたラム肉は独特な風味を持ち、口の中でとろけるように柔らかく、酸味のあるソースは肉のコクのある味によく合います。

牛肉本来の風味を感じられる
塩コショウで味付けし、店の特製オーブンでグリルしたオーストラリア産の和牛肉。ペッパーマッシュルームソースとグリル野菜が添えられ、シンプルなアレンジです。肉は厚めにスライスされ、表面はちょうど良い焼き色が付いており、中はしっとりとしたジューシーさと旨味が残ります。この料理もほんのりスモーキーな香りを感じられます。

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