このThe DELIVERYをご覧いただいている皆さんは、何らかの形でベトナムと関わりのある方がほとんどだと思います。
旅行で、仕事で、学業で、初めて、何度も、何年も滞在という方もいらっしゃって、その関わり方もそれぞれですよね。
ベトナムで働くという事、現地採用について
私は現在ベトナムのIT企業で、現地採用社員として働いています。いわゆる現採というやつです。以前は日本の企業で働いていて、ベトナムとの関わりは「出張」という形でした。欧米などに比較的距離も近く、時差も少ないベトナムは、比較的出張も負担の少ない国と言えると思います。ただ今回、出張ではなくて、ベトナム現地の社員として働く事を選んだのには理由があります。その一つとして、「ベトナムに時々来るお客さん」ではなくて「ベトナムで働く人」という立場になりたかった。というのがあります。
現地採用と、日本での採用、どちらが安定しているかと言えば、色々な面で後者になるのは当然です。現地採用となれば、同じような仕事でも、どうしても給与は日本より下がりますし、医療保険、税金なども全て現地のものになります。もし日本に帰ったときに日本の医療を受けたければ、自費で国民保険を継続する必要があります。若者ならいざ知らず、私のようなおっさんには、なかなかにリスクが高いと言わざるを得ません。YouTubeチャンネル内でも「その年で現地採用は勇気がありますね」といったコメントを頂いたりしますが、我ながら「よく決心したな」と思います。
何故、現地採用を選択したのか?
日本での採用を選択した場合、前述の通り「リモート」で出来る。ということからベトナムへの渡航の機会は限られます。一方、現在勤めている会社では、面接の時点で「こちらに来て、一緒に頑張って欲しい!」という熱いメッセージを頂きました。ベトナムに来るお客さんではなく、ベトナムで一緒に働く仲間。ということです。結果、入ってみたら、うっすら想像はしていた物の、それを遥かに超える忙しさで目の回るような毎日です(汗)それでもベトナムで働いて、生活することで、とてもエキサイティングに過ごしています。
同じような現地採用の方の話を聞くと「給与面ではやはり下がってしまうので辛いしリスクもあるが、ベトナムで働くという事は今までと違う新たな経験が出来る。チャレンジが出来ると感じた。」という意見もありました。
日本での生活は、安全で、平和で、便利なものです。裏を返せば「平凡で退屈な日々」と捉えることも出来ます。一方で、ベトナムでの生活は、現地の人には当たり前でも、日本人にとっては、不便や危険、驚きに満ち溢れています。ですが、見方を変えれば、「エキサイティングで退屈する暇も無い」ということになります。それがどんな日々なのかは、是非Channel Kazにお越しいただいて、私のベトナム生活Vlogをご覧いただければと思います。
著者
Kaz
プロフィール
1970年生まれ
日系ベトナムIT企業現地採用ITアドバイザー
静岡県浜松出身
ベトナム語独学歴3年半
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