メコンデルタ

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メコンデルタとは

ベトナム観光におけるメコンデルタとは、ミトー、ベンチェー、カントーなど、メコン川上流の地域一帯を指す言葉です。メコン川とともに発展してきたこれらの都市には、今なお、ベトナム南部の素朴な暮らしと雄大な自然が残されています。ベトナム南部の観光アクティビティとしてもっとも人気があるエリアです。

メコンデルタへの行き方

メコンデルタへの行き方は、 バスツアーやプライベートツアーなど旅行会社に依頼して行くことが一般的です。片道2時間~3時間程度で、英語、日本語などのバスツアーが毎日催されています。これらのツアーは、値段や内容が多種多様でピンからキリなので、自分たちの目的にあったツアーを選びましょう。バスやボートを乗り継いて行くことも可能ですが、後述するアクティビティが含まれていないため、おすすめできません。

メコンデルタの楽しみ方

メコンデルタの楽しみ方は、体験型重視の多種多少なアクティビティと、雄大な景色、美味し郷土料理が挙げられます。ベトナム南部で古くから観光地として親しまれてきたメコンデルタでは、様々な観光アクティビティがあります。自分たち体験したいアクティビティが含まれたツアーに参加しましょう。また肥沃なメコン川で育ったエビや川魚、フルーツやスパイスを用いた郷土料理も絶品です。

ボートクルーズ&手漕ぎボート体験

ボートクルーズ&手漕ぎボート体験は、メコンデルタでもっとも定番のアクティビティです。ミトー市やベンチェー省で催行されています。大型ボートに乗り換えたあと、手漕ぎボートが催行されている島や集落に訪問します。その後、ジャングルを手こぎボートでクルージングします。観光における「水モノ」は鉄板!船の揺れに身を任せながら、メコンデルタを全身で感じましょう。

ココナッツ農園見学

前述した手こぎボートが催行されている島や集落には、ココナッツなどの南国フルーツ農園が数多くあります。これらの農園では、観光客向けに、ココナッツオイルやキャラメル、砂糖、石鹸などの手作り商品を販売しています。他にも伝統音楽ショーやフルーツ狩り体験を催しているところもあります。商売っ気がちょっと強いですが、押し売りはなく素朴さは本物です。商品も手作り&オーガニックなのでおすすめです。

夕日鑑賞

壮大な大河に沈む夕日鑑賞もおすすめです。午後から催行しているツアーでよく催されています。エンジンをオフにした水上ボートの上から、ゆっくりと夕日が沈む風景を味わいます。波の音や水鳥の声がよく聞こえ、なんとも情緒的な気持ちになるひとときです。

ホタル狩り

夕日鑑賞のあとによく催されているのが「ホタル狩り」です。一見茶色く濁っているように見えるメコンデルタですが、実は水質はとても良く、透明度が高い清流なのです。茶色く見えるのは、川底の赤土の色です。ヤシの木の岸辺には年中を通してホタルが集まります。特に雨季は活発で、どこまでも続く岸辺に揺れるホタルの光はとても幻想的です。

早朝の水上マーケット見学

宿泊もしくは早朝発のツアーでのみ訪れることができるカントー市の水上マーケットは、活気と迫力満点です。所狭しと小さなボートが行き交い、魚介類や果物、生活必需品などが売買されています。交通網の発達により念々規模が少なくなっていますが、今なお、生産者から直接仕入れられるということで、多くの買付人が訪れています。

メコンデルタの郷土料理

せっかくメコンデルタまで来たのであればぜひ郷土料理も楽しんで見てください。エビやカニなどの甲殻類、貝類、川魚料理がメインとなります。臭みを消すために、胡椒をふんだんに使い、魚醤で甘辛く煮立てた味が定番です。また、新鮮な野菜やフルーツを用いたサラダもおすすめ。さらに、ヘビ、ワニ、小動物などのジャングルチックな料理もあります…。

メコンデルタで「ベトナムらしさ」を存分に味わう

メコンデルタは「ベトナムらしさ」を存分に感じることができる観光地だと思います。川とジャングルで構成された素朴な暮らし、どこまでも広がる田園風景など、母なるメコンによって育まれた南部ベトナムの原風景が広がっています。ぜひメコンデルタでありのままのベトナムに触れてみてください。

著者

五十嵐 麟太郎 (Ikarashi Rintaro)

プロフィール

新潟県出身。ホーチミン在住。
ハノイ3年、ホーチミンで3年、旅行会社に勤務した後、WEB制作会社に転職。
現在はブログや友人のYouTubeチャンネルに顔を出しながら、ベトナムの魅力を紹介しています。
趣味はベトナムの戦争遺跡巡り。
【ウェブサイト】https://marketing-skater.com/
【出演中Youtube】https://www.youtube.com/channel/UCiNJac3W55hAqk8mh9p8slg

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