苦手なパクチーを回避!「Không」を通じさせる「たった一つ」の発音ルール

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苦手なパクチーを回避!「Không」を通じさせる「たった一つ」の発音ルール

 ベトナムの屋台や食堂は、安くて早くて本当にありがたい存在です。しかし、注文したフォーにパクチーが山盛りで乗ってきて、そっと箸でよけた経験はありませんか。

あるいは、辛いものが苦手なのに、唐辛子の浮いたスープが目の前に置かれてしまった、なんてことも。

 「パクチーは抜いてください。」「辛くしないでください。」この一言は、メニューを指差すだけでは決して伝わりません。そこで今回【最短最速】でマスターしていただくのが、否定の魔法の単語「Không(〜しない)」です。

・Không rau mùi=パクチー抜きで

 注文の最後に付け足すだけ。なんだ簡単だ、明日から「ホンザウムイ!」と言ってみよう。と思った方、少しお待ちください。実は、カタカナで「ホン」と言っても、店員さんにはほぼ100%通じません。なぜか。

 日本語の「ん」は、意識しないうちに何種類もの音に化けているからです。「あんぱん」の「ん」、「案内」の「ん」、「こんにゃく」の「ん」、「案外」の「ん」。

 実際に声に出してみてください。声に出してみると、舌や唇の位置がすべて違うことに気づくはずです。日本語だと、この動きが自然にできるっておもしろいですよね。日本語ではどれも同じ「ん」ですが、ベトナム語では、この違いがそのまま別の単語になります。実際、綴りの上でもm 、n、nh、ng と四種類に書き分けられています。Không の終わりの音は、舌の奥を上あごの奥にぴたりとつけて息をせき止めます。しかも、それだけでは足りません。同時に唇も閉じるのが正解です。

試しに今、「案外」と声に出してみてください。「あん」の瞬間、舌の奥が上あごについて、唇は開いたままのはずです。そこから唇だけを、そっと閉じてみてください。息の行き場がなくなって、頬が軽くふくらむ感覚があると思います。いかがですか? それが Không の「ng」の音です。今度、ベトナムの方が「Không!」と言う場面をよく見てみてください。一瞬、ほっぺたがふくらんでいるのがわかります。

 ベトナム語は、複雑な文法を何年もかけて丸暗記する必要はありません。「発音の理論」という地図を一枚持つだけで、言葉の壁は一気に崩れます。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。さらに詳しく知りたい方は、YouTubeから実際の発音を勉強することができます。今すぐ動画を見て、明日の一杯を自分好みに変えてしまいましょう!

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ZEN COMPANY LIMITED
COO 金谷 学
2016年に移住し、ベトナム生活も10年目。元警察官という異色の経歴を持つ。現在は日系語学教育機関「ZEN外国語センター」のCOOとして、日本人が最速で通じるようになる実践的な発音メソッドを指導している。

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