絵本から創造的な思考力を育む大人も憧れる「ぐりとぐら」の世界観に浸る

修学旅行前後の取り組みにも注力
自身の内で生まれた言葉をかたちにする旅へ
~International School Ho Chi Minh City 編~

ジップラインは、キャンプ場で最も人気の高かったアクティビティの1つ

目次

キャンプ生活で得られた貴重な経験をオリジナルの詩とデザインで自己表現

1993年、ホーチミン市初となる国際バカロレア(IB)の指定校として開校した「インターナショナルスクールホーチミンシティ (ISHCMC)」。ベトナム在住の2~18歳の児童・生徒を対象に、探求心や知識、思いやりを育み、多様な文化への理解や尊重を深められるIBプログラムを提供しています。同校では、グレード3〜グレード12 の学年で、年に1回、2泊3日から4泊5日の修学旅行を実施。IB教育のテーマでもある、学校での学習内容を実社会でどれくらい活かせるかを軸とし、各学年・クラスが独自のカリキュラムを作成します。

例えば、近年のグレード5 のクラスでは、マダグイ(Madagui)のキャンプ場で詩を制作することが決まりました。キャンプ場は、ホーチミン市の中心部から北東へ車で約3時間のところにあり、自然が豊かで外国人にも人気のエリアです。カットティエン国立公園と隣接していることもあり、クライミングやグラススライダー、アーチェリー、ジップライン、カヤック、ハイキングなど、さまざまなアクティビティを体験できるところとして知られています。同校でも、16学年中4学年が課外授業先として選定したことがあるほどです。リゾート施設が多くホテルも充実していますが、そのカリキュラムではそれらを利用せず、敢えてキャンプ場を選び、身支度のほか調理なども自身たちで行い、スマートフォンなどのデジタルデバイスの使用も禁じて、子どもたちに多少の不便を感じてもらうことも目的に含まれていました。

 旅行前はまず、詩を書くためには何が必要となるか、自身の気持ちを言葉に変えるにはどうするべきか、という授業を数回行い、修学旅行をただ楽しむだけで終わらないように意識を高めます。キャンプ当日は、それぞれの体験からどのような言葉が生まれてくるのか、旅行を楽しみつつも詩の内容を真剣に考えていきます。修学旅行から帰ってきた後は、完成した詩を全校生徒の前で発表したほか、デザインツール「キャンバ(Canva)」を使用して、ポスター作成にも挑戦しました。詩を発表する際は、ステージ上でキャンプファイヤーのオブジェを制作し、キャンプ当日の出来事を思い起こさせる演出が施されました。同校は、さまざまな国・地域の生徒が在籍する多国籍な環境のため、新しい友達が作りやすく親しみやすい機会を常に取り入れようと心がけており、魅力的な特徴の1つとして挙げられます。



3泊4日マダグイの旅

【事前学習】詩の作り方を学習
【1日目】バスでキャンプ場へ出発
チームビルディング(アーチェリー、フィールドアクティビティなど)、 ゲームナイト
【2日目】カヤック、プール、ジップライン
【3日目】ハイキング、クイズゲーム、キャンプファイヤー
【4日目】帰路
【修学旅行後】全校集会で詩を発表&ポスター制作

チームビルディングでは、各生徒同士の絆を深める良い機会に

各アクティビティに夢中の生徒たち。忘れられない思い出となる

ハイキング中は、ホーチミン市では見られないような美しい景色にも注目

アクティビティの合間には、思い浮かんだ言葉をメモすることも忘れない

詩の内容をポスターデザインとして落とし込み、教室の外に貼り出す

日本人窓口担当
村田真由さん

当校は、好奇心、達成感、辛抱強さ、共感力という価値観を共有する、60カ国以上から集まった多様な文化的背景を持つ教師と家族で構成されています。私たちは30年以上にわたり、国際的な視野に立ち、生徒たちが社会へと巣立った後もその学習を発揮できるホリスティック教育のリーダーとしての地位を確立してきました。またISHCMCは、世界的な私立学校グループ「コグニータ /Cognita」の一員でもあり、100以上の学校と力を合わせながら、急速に進化するグローバルの中で生徒たちが成功できるようにとの共通の目的を持っています。日本語でのご案内も可能なので、まずは一度、お気軽にお問い合わせください。

インターナショナルスクールホーチミンシティ
International School Ho Chi Minh City

 住所:28 Vo Truong Toan, An Phu(プライマリー)、1 Xuan Thuy, Thao Dien(セカンダリー)

電:028-3898-9100

Web:https://www.ishcmc.com/

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