レポーター:サクラ
東京都出身の大学生で、現在はウォーキング誌で編集アシスタントのインターンをしています。趣味は街めぐりで、人と関わるのも大好きです。ベトナムに来てからは新しい発見がたくさんあり、日本との違いに驚いてばかりですが、毎日が充実しています。そんな新鮮な感覚を読者の皆さんにもお伝えできるようがんばります!
スーパーでよく山積みになっている、一見餃子のようでもあり、肉まんのようでもある真っ白のパン。そのまま食すというより、何かにつけたり挟んだりして食べるものです。そもそもそのパンに味の違いがあるのでしょうか。
Phu My Bakery フーミー ベーカリー
バインバオチャイスア
Banh Bao Chay Sua 1万2300VND
上海餃子のブランドとして2004年に設立された企業の商品です。ヨーロッパの食文化に精通しており、餃子以外に高級ケーキブランドも展開しています。企業としては年中無休であり、温かい状態での無料配達なども用意。細かいサービスにまで手を抜かないことで知られています。
商品名にミルクを指すスア(Sua)が入っている通り、食べるとほんのりミルクのような甘い味がしました。パン自体はサイズが他の2商品よりも小さめで、しっとりとしています。常温でもあまりパサパサせず、口の中の水分がとられない商品です。
Tho Phat トーファット
バインバオコンニャン
Banh Bao Khong Nhan 1万00VND
1907年開業の、当初は手作り餃子の製造を専門として小さな店舗から始まった企業で、ベトナム風餃子の製造量は国内トップクラスを誇ります。現在は春巻きなどのベトナム料理を中心に販売しています。
パン自体は1番ふっくらとしていて柔らかく、膨らみがある分大きいため重量感があります。噛めば噛むほど甘い味が口の中で広がり、噛んだ分だけおいしさが増します。小腹が空いたときは1個で十分な満足感を得られます。少し苦めのコーヒーなどとの相性が良いです。
Lc Foods エルシーフーズ
バインバオダンプリング
Banh Bao Dumpling 1万3800VND
常に世界の新しいテクノロジーを取り入れ、商品開発を行っている企業の商品です。春巻や点心などのほか、ソーセージやミートボールなどの加工肉商品やインスタント商品、飲料も販売しています。
今回食べ比べた中では最も甘さを感じました。パンの外側はかなり柔らかく、一方で中は少し芯が残っていて硬いです。少しポソポソとしていて水分感はなかったです。甘さはしっかりとあるので、おやつとしてブラックコーヒーや紅茶と合わせて食べるのがおすすめです。