お金と知識

 赤ちゃんが健やかに育つための文化や習慣はどこの国にもあるもので、ベトナムもその例外ではありません。日本人の私たちにとっては少し異様に見える習慣もあったりします。今回はそういったベトナムの赤ちゃんにまつわる迷信について紹介します。

お金と知識

お金や知識がある人とない人が見える風景についての風刺画です。お金も知識もどちらも無い人は見える風景がないのに対し、お金と知識がある人は広い風景を見ることができています。また知識しかない人は充分な風景を見ることができず、どれだけ知識があってもお金がなければ充分ではないという意図がうかがえます。一方、知識はなくても有り余るお金だけがある人が見る風景はどうでしょう?なかなかウィットに富んだ風刺画かと思います。

仕事の一日

ある男性の一日の仕事について、自分以外の人が考える一日の仕事についての道のりを表した風刺画です。一段目は上司が考えるもので、その日のゴールに向かうのは平坦な坂道を上がるようなものだと考えているようです。また二段目は両親が考える子どもの一日の仕事です。 一日の仕事は凸凹道で、仕事は決して平坦で楽な道ではないと両親は考えます。 三段目は妻が考える一日の仕事です。こちらは仕事を通して女性やお酒、カラオケなどの誘惑が仕事にはあるという風に考えているようです。最後の四段目は実際の仕事は山あり谷ありで周りの人が考えるほど単純なものではないといったものを表しているようです。第三者が考えているほど簡単なものではない、という当人の苦悩が分かります。

以上、3つの風刺画を紹介しました これらの風刺画の解釈は人によって多少変わるところもあると思いますが、これらの風刺画には多くのベトナム人から上手く言い当てた画像だと笑顔のコメントが寄せられています。この他にもいろいろな風刺画がベトナムにありますので、日本人目線でも通じそうか想像しながら見てみるのも面白いかと思います。

著者

稲田 琢磨

SESSA VIETNAM CO.,LTD代表

プロフィール

ベトナムで7年ほど人材関連の仕事に従事し、2021年人事コンサルティング会社SESSA VIETNAMを企業。「人材紹介」「人事労務相談」「労働許可書取得代行」などのサービスを中心に企業、求職者向けの人事コンサルティングを展開。
日常でベトナム人を観察しながらベトナムの「なぜ・なに」を考えるのが日課となっている。座右の銘は「為せば成る、なるようになる」
【公式HP】https://www.sessa-jp.com

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