ヘルニア ぎっくり腰ヘルニア ぎっくり腰どうすれば?

内科、整形外科、鍼灸科、美容科の診療を行う、中国・天津の日系「天龍クリニック」が2023年11月、ハノイに進出・開業しました。日本人医師の崔衣林(サイ・ウィリン)氏が院長を務め、「日本人向け医療の駆け込み寺」を目指しています。今回は、もしヘルニアやぎっくり腰になった場合、どのような治療法がおすすめなのかを教えてもらいました。

そもそも「ぎっくり腰」「ヘルニア」とは?

何もしていないのに急に腰が…、という方が多いですが、そもそも何もしていないのが原因です。ぎっくり腰は、何もせず凝り固まった筋肉状態で腰を急に動かすことで腰部の筋繊維が損傷し、動けなくなります。ヘルニアは、筋肉が長期的に固まっており、腰椎と腰椎の間が狭くなることでクッションの役割をする椎間板が出てきて神経を圧迫し、腰よりもお尻の違和感や足の痺れとして出てきます。ベトナムでは運動不足、長時間座ったままの姿勢、ソファーなど慣れないところで寝る等は避けるように心がけましょう。

院長:崔衣林先生

天津中医薬大学卒業。韓国人の両親を持ち、日本の神戸市で育ったことから、日本語と韓国語のほか、中国語や英語も堪能。趣味は旅行とサッカー。今後はタイやマレーシアへの展開も検討中。「当院に来院される方は、捻挫、肉離れ、打撲、骨折など、スポーツで怪我した方が多くいらっしゃいます。指圧、鍼治療、ストレッチ、運動療法をうまく組み合わせて、一緒に早期競技復帰を目指しましょう」

①指圧

緊張したまま治療を行うと筋肉が固まってしまうので、指圧ならリラックスして慣らすことができます。指圧は筋肉を緩めて、筋肉の中の血液の流れを良くします。筋肉の疲労や損傷、こりや固まりに効果的ですが、押す深さが奥まで行 か ないがデメリットです。

②整体

骨盤矯正を行い、骨の位置を整えます。根本から基盤を整え、骨盤のゆがみを解消するので、猫背の人や、肩の位置が異なる人、左右のバランスがくずれている人に効果的です。整体も、リラックスをしながら受けられる手法の1つです。

③ストレッチ

自分でするには妥協してしまいそうな難しいストレッチ方法を含めながら、体をほぐし、体の重さ、だるさを取ります。広範囲にわたって行い、治療効果が早いのが特徴です。鍼から入るのにはまだ少し抵抗があるという人におすすめです。

④鍼治療

鍼を刺すことで筋肉を緩ませ、血流改善に効果的です。特にヘルニアは奥深くの筋肉を治療する必要があるため効果が高く、頭痛や不眠、冷え性にも効きます。鍼は少し怖いというイメージを持たれることがありますが、痛みはほとんどありません。

コレだけは絶対避けて!

ぎっくり腰やヘルニアになった際、湿布を貼って安静に、痛ければ痛み止めを内服…というのは全くおすすめしません。これは治療ではなく、神経を麻痺させているだけです。原因を探し、それに対し正しいアプローチをしていくのが本当の治療です。痛みが出ている時点ですでに赤信号です。治療を怠ると失禁するようになったり、最終的には歩けなくなったりするので、違和感を覚えたらすぐにご相談ください。

マキ先生

Promotion
予約時に「ウォーキングベトナム誌を見た」 と伝えると、各コースの体験を30分40万VNDで提供!
2024年1月1日(月)~31日(水)まで。

Info

天龍クリニック/ Tenryu Clinic
住: 3 Ngach 7/71 Linh Lang, Ba Dinh, Hanoi
電:035-984-5032(日本語)
営:9:00~21:00(※電話は24時間対応)

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